詩の部屋  海の頬づえ
<かえせ>

かえせ、君を

と   ガナリタテル海の波

泡なんて泥のよう 立て続けの並木道 

苦しいのかも まひになり

辛いとも 声にならず

さっそうと去る おもいでに

君の居場所は 君の居場所は

かえせ、道を

と   
なきわめく雷鳴

神も仏も ねむっているのか

みな、かくれてしまった かえせよ、炎よ

冷たく 笑う あの海を

私は またもや なぐりたくなる

いつか いつか いつか 

ばくはつなんて ばくはつなんて

それを被らない 世界にしたい そう思っているんだろうか

地球よ

この空ひろく 高く あのひとが、どこにいようとも

満月も半月も 三日月さえも

月の影になる

かさかさかさる

かさりくん

かえせ、月よ

かえせ、空よ

かえせ、君を

執筆日 2011年3月27日 naginal


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